2000.04.29 薬師岳(テント2泊・テレ?)


11月に立山の浄土山に行ったとき(テレ)、薬師岳が
非常に良さそうに見えたので、今年のGWは薬師岳を目指すことにした。
薬師の山頂を踏むことはできたが、
テレ的には、北アのスケールに敗退した山行であった。



前日のうちに中央道を松本ICで降りて飛越トンネルまで移動する。
国道471号で富山方面へ向かい、双六川ぞいの大規模林道大山高山線を行く。
途中通行止めの箇所を通り過ぎて、トンネルの何百メートルか手前の除雪終了地点まで
車で行くことが出来た。雪が降っており、明日以降の山行が少し心配。

4月29日 朝5時起床。雪は止んだもの天気はいまいち。
のんびり用意をし6時50分出発。

除雪が済んでいない大規模林道

今日は長い行程だが太郎山前の鞍部までいければ・・・。
他にも車が何台か停まっていたが、飛越新道を行く人はまだ誰もいなかった。


新雪が15cmから20cmほど積もっておりかなり苦労したが
何とか北ノ俣岳の大斜面が見えてきた。
この頃には、天候は回復し青空が広がった。




非難小屋を発見。小さなかわいらしい小屋だ。


北ノ俣のコルは何とか越えたものの
鞍部までに下りきる力は残らず、2450m地点で幕営。
雪はクラストし、モナカ状態。


天気も良く、無風だったので外で
夕日に染まる薬師を眺めながらの夕食。


みごとな夕日であった。
最高であった。明日も晴れますように!。

6:50林道−7:18/7:31飛越トンネル−10:27標高1842m地点通過−10:55/11:05標高1918地点−
11:33/11:50鏡池周辺−13:17/13:45北の俣避難小屋−15:58/16:30標高2576地点−
16:50幕営地点
18:48日の入り−19:45就寝

4月30日 朝5:50起床。起きたときはかなりいい天気だったが、
出発までにはうす曇りで程よい日差しが差すくらいになっていた。無風。

朝焼けの薬師岳

8:30、テントより出発。


薬師岳山荘下より山頂を仰ぐ。
先行者は、スキーで登っているようだが、
我々はここでスキーをデポし、アイゼンで山頂を目指す。


途中の避難小屋?


山頂到着。北アを一望でき大満足。
風が若干強く、雲も段々と厚くなってきた。

早々に降りてスキーデポ地点で食事。そこから薬師峠まで、この日唯一の滑走。
再びシールを付けて幕営地点まで戻る。
太郎山を越えるころホワイトアウトし、ガーミン(GPS)が登場。
無事に幕営地点まで戻り、天気予報を聞くと今夜は悪天。
予報通りに夜中になって、風が吹き雪が降ってきた。

8:27出発−8:57/9:05太郎平小屋−8:55薬師峠−9:55/10:00薬師平−
10:38/10:53標高2640m位(スキーデポ)−12:00/12:15薬師岳山頂−12:50薬師岳山荘−
13:00/14:25標高2460m位−15:00/15:10薬師峠−15:27太郎平小屋−16:32幕営地点

5月1日 雪は止んだものの、視界不良。

視界不良の中、出発。

北ノ俣のコル付近。

視界悪く、下降地点を見失う。
ガーミンが再び登場して北の俣のコルを越える。
この大斜面はスキーで滑降したかったのだが、
シュカブラとホワイトアウトに、敢え無く敗れてアイゼンで下山。
何のためにテレマークスキーを持ってきたのだろう・・・。
その後、アップダウンを繰り返す新道をシールもなしで
結構すいすい登れるテレマークに、やっぱりテレで良かったとも思った。

8:13出発−9:20北の俣のコル−10:25/10:45北の俣避難小屋−11:40寺地山−
12:22標高1842m地点−13:32林道終点


我々の読図、テレ能力不足を思い知らされる山行であった。

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